八幡信仰
八幡さま(八幡神)は、第15代・応神天皇の神霊を主祭神とする神さまです。大分県の宇佐神宮を総本宮とし、母である神功皇后、そして比売大神とあわせて「八幡三神」として祀られます。奈良時代に東大寺の大仏造立を助けた国家鎮護の神として朝廷に重んじられ、平安時代以降は源氏の氏神・武運の神として武士の厚い信仰を集めました。その広がりとともに全国へ勧請され、いまや八幡宮・八幡神社は日本でもっとも数の多い神社のひとつです。社号は「はちまん」と読むのが一般的で、古くは「やはた」、地名では「やわた」とも読みます。
数字でみる八幡信仰
八幡宮は「全国最多」と紹介されることが多い一方、社数も創建の年も、何を数え何を起点に採るかで答えが変わります。下の数字は、その断りを添えたものです。
八幡信仰の祭神
八幡宮の多くは、応神天皇・神功皇后・比売大神の三柱を「八幡三神」としてまつります。母と子の二柱に、正体に諸説のある一柱が加わる構成です。
この信仰の神社が受け継ぐ、標準の祭神構成です。
誉田別命を中心に、系譜上の血縁を並べたものです。仲哀天皇は系譜上の関係で、上の祭祀構成には含まれません。
※ 勧請・分祀によって、八幡信仰の神社はこの祭神構成を受け継いでいます。各神社のページでは、この標準構成にその社の御祭神を対応づけて表示しています。
八幡信仰のルーツ — 総本宮からのながれ広がる
当サイトの掲載社を、創建の伝えが古い順に並べたものです。宇佐から石清水・鶴岡へと勧請が重なるにつれ、八幡さまは在来の神から国家鎮護の神へ、さらに武神へと性格を変えていきました。
八幡大菩薩 — 神と仏が重なった神さま
参拝が楽しくなる 見どころ・豆知識
八幡信仰の神社
まず訪ねたい代表社
下の5社は、勧請の出発点(宇佐)・都の守護(石清水)・九州の中心(筥崎)・武家の都(鶴岡)・江戸の町(富岡)と、八幡信仰が移っていった先をそのままたどる並びになっています。
当サイトの掲載社(掲載132社のうち78社)
上に挙げた5社をのぞき、総本宮・社格・称号の順に16社を表示しています。
平塚八幡宮・八幡朝見神社・厳原八幡宮神社・平濱八幡宮・大宮八幡宮・宇美八幡宮・甲宗八幡神社・飛幡八幡宮・曩祖八幡宮・井草八幡宮・伊佐爾波神社・水戸八幡宮・吉川八幡宮・鎮守府八幡宮・生目神社・離宮八幡宮・玉村八幡宮・琴弾八幡宮・若宮八幡宮(高知市)・古尾谷八幡神社・亀山八幡神社・武田八幡宮・金澤八幡宮・日吉八幡神社・府八幡宮・飯香岡八幡宮・百舌鳥八幡宮・誉田八幡宮・下野國一社八幡宮・手向山八幡宮・放生津八幡宮・大塩八幡宮・蒲生八幡神社(北九州市)・大分八幡宮・飯野八幡宮・柏原八幡宮・木本八幡宮・大崎八幡宮・若宮八幡宮社・三条八幡宮・叶神社・鶴嶺八幡宮・櫛引八幡宮・吉川八幡神社・金王八幡宮・六郷神社・宇佐八幡神社(神山町)・篠村八幡宮・富岡八幡宮(横浜)・野々上八幡神社・壺井八幡宮・奥澤神社・下高井戸浜田山八幡神社・坂本八幡宮・安里八幡宮・福山八幡宮・富賀岡八幡宮
※ 並び順は旧社格(1946年に廃止された近代の格付け)と、総本宮・一宮などの称号にもとづくものです。格の高さがご利益の大きさを表すものではありません。
八幡信仰のよくある質問
八幡宮と八幡神社の違いは?▾
八幡神とはどんな神様ですか?▾
なぜ全国にこんなに多いのですか?▾
「八幡」の読み方は?▾
参拝の作法は?▾
関連する読み物
- 系譜・年代は代表的な伝承にもとづく図示です(宇佐の示現は568年説・571年説など諸説あります)。
- 「日本三大八幡」の三社目は、筥崎宮とする説と鶴岡八幡宮とする説があります。
- 二拝四拍手一拝は宇佐神宮など特定の社の作法で、八幡宮すべてに共通するものではありません。
- 神使が鳩とされる由来、三つ巴紋の由来には諸説があり、定説はありません。