やしろめぐりyashiromeguri

比売大神

ひめのおおかみ
八幡信仰 の相殿祀る神社 5

比売大神(ひめのおおかみ)は、八幡三神の一柱として宇佐神宮をはじめ全国の八幡宮に祀られる女神です。「比売神」はもともと特定の一柱の名ではなく、その社の主祭神の妻や娘、関係の深い女神を指す呼び方でした。八幡社の比売大神については宗像三女神とする社が多く、宇佐神宮や石清水八幡宮もこれにあたりますが、その正体には諸説があり地域によっても異なります。名を持たないまま、もっとも篤く祀られてきた神さまといえます。

比売大神の基本情報

別の表記
比売神/比咩大神/姫大神
神格
八幡三神の一柱
宇佐神宮では二之御殿に祀られる
正体
宗像三女神とする説が有力
玉依姫命とする社、大日孁貴(天照大神)とする社もある
降臨の地
御許山(宇佐神宮の南方)
大分県杵築市の奈多宮では沖合の市杵島に降臨したと伝える

比売大神の系譜

血縁の記録は未確認です(マスタで裏の取れた続柄のみ図示しています)。

名を持たない女神という不思議

「比売神」は固有名ではなく、神社の祭神を示すときに主祭神と並べて書かれる呼称です。主祭神の妻や娘、あるいは関係の深い女神を指し、春日大社の比売神は天児屋命の妻・天美津玉照比売命を指すというように、社ごとに実体が異なります。八幡社の比売大神も同じで、宇佐神宮や石清水八幡宮では宗像三女神を、ほかの社では玉依姫命を当てるなど、地域ごとに理解が分かれています。名を特定しないまま篤い信仰を集めてきたところに、この神さまの独特さがあります。

比売大神を祀る神社(5社)

※ 並び順は旧社格(1946年に廃止された近代の格付け)と、総本宮・一宮などの称号にもとづくものです。格の高さがご利益の大きさを表すものではありません。

比売大神にゆかりの神

比売大神のよくある質問

比売大神とはどなたですか?
特定の一柱の名ではなく、その社の主祭神の妻や娘、関係の深い女神を指す呼び方です。八幡社では宗像三女神とする社が多く、宇佐神宮・石清水八幡宮がこれにあたります。
宗像三女神とはどの神さまですか?
多紀理毘売命(田心姫命)・市杵島姫命・多岐津姫命(湍津姫命)の三柱の女神です。宇佐神宮では、この三柱を比売大神として祀っています。
なぜ八幡三神の真ん中に祀られるのですか?
宇佐神宮では二之御殿に比売大神が祀られています。宇佐の地に古くから祀られていた神を、八幡神が迎える形で三神の構成ができたとする見方がありますが、成立の経緯には諸説があります。

関連するページ

  • 比売大神の正体には諸説があり、社によって宗像三女神・玉依姫命・大日孁貴などと理解が分かれます。当サイトでは総本宮 宇佐神宮の伝えにしたがい、宗像三女神を第一の説として示しています。
  • 八幡三神の成立過程についても定説はありません。
最終確認日:2026-07-20