⛩ やしろめぐりyashiromeguri
親獅子と、その前に座る子獅子を色を分けて描いた千代紙風の図案

子育て・子宝

子授け・子育て大願
子ども・家庭

子育て・子宝は、子を授かることと、授かった子が健やかに育つことを願う祈願です。一度きりではなく、子授け・帯祝い・初宮参り・七五三と、節目ごとに社を訪ねる形が長く行われてきました。大宮八幡宮は子授けと安産を並べて掲げ、初宮詣・七五三詣・十三参りまで一続きに案内しています。日取りには地域差が大きく、母子の体調を優先するのが通例です。

子授けから七五三まで——節目ごとに社を訪ねる

この祈願は一度きりのものではなく、いくつもの節目に分かれています。まず子を授かることを願う「子授け」、身ごもってからの安産祈願(妊娠5か月目の戌の日の帯祝い)、生まれてからの初宮参り、そして3歳・5歳・7歳の七五三です。初宮参りは男児で生後31日、女児で32日ごろが目安とされます。七五三は11月15日を中心に行われ、近年は前後の休日に分散しています。さらに数え13歳の十三参りを節目に加える社もあり、石清水八幡宮は「七五三詣祈願 十三参り祈願」を、亀戸天神社は「十三詣」を掲げています。

どんなときに受ける祈願か

子を授かりたいとき
大宮八幡宮は「子授け・安産」を並べて掲げ、太宰府天満宮は「子宝成就」を願意に挙げています。大分八幡宮も祈願案内に子授けを掲げ、子抱き獅子が伝わります。
生まれたら初宮参り
男児は生後31日、女児は32日ごろが目安とされます。石清水八幡宮は「初宮参り祈願」、大宮八幡宮・亀戸天神社は「初宮詣」を掲げています。
3歳・5歳・7歳の七五三
11月15日を中心に行われ、近年は前後の休日に分散しています。数え年で行うか満年齢で行うかに決まりはありません。
数え13歳の十三参り
七五三の先にもう一つの節目があります。石清水八幡宮は「七五三詣祈願 十三参り祈願」、大宮八幡宮は「十三参り」、亀戸天神社は「十三詣」を掲げています。

子育て・子宝の基本——節目・授与品・つながる祈願

節目ごとの目安です。日取りは地域差が大きく、ここに挙げるのは広く行われている形にすぎません。

主に祈願される時期
子授けは通年/初宮参りは生後1か月ごろ/七五三は11月15日前後
よく見る授与品
子授け守・子育て守・七五三の千歳飴
結びつく信仰
八幡信仰
神功皇后と応神天皇という母子の神をあわせて祀ることから
前後に連なる祈願
安産祈願・初宮参り・七五三・十三参り

子育て・子宝と結びつく神さま

八幡宮でこの願いが受けとめられてきたのは、母である神功皇后と子である応神天皇が並んで祀られているためです。天満宮では、菅原道真の妻と14人の子を祀る社が子宝の信仰を集めてきました。どちらも「家族がそろって祀られている」ことが由来にあたります。

応神天皇の母。八幡宮で子育て・子宝の祈願が受けとめられてきたのは、母子の神が並んで祀られているためです。
菅原道真の妻。亀戸天神社の花園社に14人の子とともに祀られ、安産・子宝・立身出世の守護神として信仰されています。

子育て・子宝の神社

全国で名高い社

子育て・子宝で名の知られた社は三つの筋に分かれます。母子の神をあわせて祀る八幡宮、道真公の家族を祀る天満宮、そして土地に子授けの伝承が残る社です。

※ 全国的に知られた社を挙げています。当サイトに掲載済みの社にはリンクがあり、「当サイト未掲載」とあるものは今後の収集対象です。並びは知名度や格の順ではありません。

当サイトの掲載社(掲載132社のうち48社)

上に挙げた5社をのぞき、総本宮・社格・称号の順に16社を表示しています。

宇佐神宮八幡総本宮別表神社豊前国一宮勅祭社
うさじんぐう ・ 大分県 ・ 官幣大社祭神から詳しく →
石清水八幡宮二所宗廟別表神社二十二社勅祭社
いわしみずはちまんぐう ・ 京都府 ・ 官幣大社祭神から詳しく →
鹿児島神宮別表神社大隅国一宮
かごしまじんぐう ・ 鹿児島県 ・ 官幣大社祭神から詳しく →
筥崎宮日本三大八幡別表神社筑前国一宮
はこざきぐう ・ 福岡県 ・ 官幣大社祭神から詳しく →
新田神社薩摩国一宮別表神社
にったじんじゃ ・ 鹿児島県 ・ 国幣中社祭神から詳しく →
鶴岡八幡宮
つるがおかはちまんぐう ・ 神奈川県 ・ 国幣中社祭神から詳しく →
藤崎八旛宮別表神社
ふじさきはちまんぐう ・ 熊本県 ・ 国幣小社祭神から詳しく →
千栗八幡宮肥前国一宮別表神社
ちりくはちまんぐう ・ 佐賀県 ・ 国幣小社祭神から詳しく →
柞原八幡宮豊後国一宮別表神社
ゆすはらはちまんぐう ・ 大分県 ・ 国幣小社祭神から詳しく →
亀山神社別表神社
かめやまじんじゃ ・ 広島県 ・ 県社祭神から詳しく →
亀山八幡宮別表神社
かめやまはちまんぐう ・ 山口県 ・ 県社祭神から詳しく →
日牟禮八幡宮別表神社
ひむれはちまんぐう ・ 滋賀県 ・ 県社祭神から詳しく →
平塚八幡宮別表神社
ひらつかはちまんぐう ・ 神奈川県 ・ 県社祭神から詳しく →
八幡朝見神社別表神社
はちまんあさみじんじゃ ・ 大分県 ・ 県社祭神から詳しく →
厳原八幡宮神社対馬国一宮
いづはらはちまんぐうじんじゃ ・ 長崎県 ・ 県社祭神から詳しく →
平濱八幡宮別表神社
ひらはまはちまんぐう ・ 島根県 ・ 県社祭神から詳しく →

※ 並び順は旧社格(1946年に廃止された近代の格付け)と、総本宮・一宮などの称号にもとづくものです。格の高さがご利益の大きさを表すものではありません。 「祭神から」は、その社の主祭神に伝わるご利益から導いたもので、各社が公式の祈願名として掲げているとは限りません。

初宮参り・七五三の日取りは体調と混雑で決めて差し支えありません

初宮参りは男児で生後31日、女児で32日ごろが目安とされますが、地域によって数え方が異なり、母子の体調を優先するのが通例です。七五三は11月15日が本来の日ですが、近年は10月から11月の休日に分散して行われています。数え年・満年齢のどちらで行うかにも決まりはなく、両方が行われています。予約が必要な社、当日受付の社があり、写真撮影の可否も異なります。受付時間・初穂料は社ごとに異なり、当サイトでは未確認の社が多くあります。参拝前に公式サイトでご確認ください。

子育て・子宝のよくある質問

初宮参りはいつ行けばよいですか?▾
男児で生後31日、女児で32日ごろが目安とされますが、地域差があります。母子の体調を優先して差し支えありません。
七五三は数え年ですか、満年齢ですか?▾
どちらでも行われています。決まりはなく、きょうだいの年齢に合わせてまとめて行う家庭もあります。
十三参りとは何ですか?▾
数え13歳を節目とする祈願です。石清水八幡宮は「七五三詣祈願 十三参り祈願」、大宮八幡宮は「十三参り」、亀戸天神社は「十三詣」として受け付けています。
なぜ八幡宮で子育ての祈願をするのですか?▾
応神天皇と、その母である神功皇后をあわせて祀る社が多いためです。母子の神が並ぶことから、安産・子育ての祈願を受けとめてきました。
子授けの祈願は夫婦で受けるのですか?▾
決まりはありません。夫婦で受ける方も、どちらか一方が受ける方もいます。

関連する読み物

  • 初宮参り・七五三の日取りや作法には地域差が大きく、ここに記したものは目安です。
  • 神功皇后の出産にまつわる伝承は記紀の記述にもとづくもので、史実としての年代は確定していません。
最終確認日:2026-08-27